儲かった?損した?

2011年09月10日/ 外国為替証拠金取引

    儲かった?損した?


外国為替証拠金取引で利益を得るのに一番大事なのは、取引のタイミングです!



米ドルを買い、円高時に売って損失


例えば、2009年1月12日に米ドルを89.21円で1万ドル買ったとします。日米の経済情勢や最近の為替相場を考えてこの先円安・ドル高に動くと予想した為です。しかし、買ってしばらく後、為替レートは予想とは逆に円高の方向に進みました。

この為替レートの動きを見て、1月22日の時点で1万ドルうることにします。円高が進んで村が大きくなるのを避けるためです。売値は88・85円でした。この取引を「ケース1」とします。


では、「ケース1」の損益を計算してみます。まず、為替損益はマイナス3600円({売値88.85円-買値89・21円}×1万ドル)になりました。この取引では円より金利が高い米ドルを買い持ちしていたので、10日分のスワップポイントがつきます。スワップポイントは毎日変化しますが、1日平均8円とすると、10日間の合計で80円です。もし取引手数料が無料だとしても、結果的に-3520円の損失が出てしまいました。



円安時に売れば差益とスワップを獲得

「ケース2」は、最初の予想を信じて一時円高になっても売らなかったという想定です。為替レートは「ケース1」の直後に円安に転じ、その後アップダウンがあったものの円安の方向にすすみました。

結局1月28日に1万ドルを90・25円で売却しました。この「ケース2」の損益を計算してみます。


まず、為替損益は+1万500円({売値90・26円-買値89・21円}×1万ドル)です。米ドルを買って持っていた期間は16日間なので、スワップポイントが1日8円だとして128円になりました。手数料はかからなかったとして、結局、1万628円の利益です。


為替レートは日々刻々と変化しています。そのため、同じ日に買った米ドルも、売るタイミング次第で利益が出たり、損失が出たりします。

このように外国為替証拠金取引では売買のタイミングがとても大切になります。


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Posted by kinkinきんきん at 06:56│Comments(0)
 
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