一番なじみのある基本通貨(米ドル)

2011年09月08日/ 通貨の選び方

    一番なじみのある基本通貨(米ドル)


世界には多くの通貨がありますが、その中で一番なじみのある通貨は米国の通貨(米ドルでしょう)。米ドルは外国為替市場で最も多く取引されており、ニュースや情報も多いので、個人でも取引しやすい通貨です。まずは米ドルから外貨投資をはじめる方も非常に多く見られます。



米ドルは世界の基軸通貨


米ドルは世界の「基軸通貨」です。基軸通貨とは、国際間の貿易で取引通貨として使われたり、各国の外貨準備通貨として蓄えられたりする国際通貨のことをいいます。第二次世界大戦前はイギリスのポンドが基軸通貨でしたが、現在は米ドルがポンドにとってかわりました。


以降は、「有事のドル買い」といわれ、世界を不安定にするような事件がおきると資産を米ドルに換える動きが強まりました。しかし、2001年に米国で起きた同時多発テロ以降はアメリカが再びテロの標的にされるという懸念から、有事には米ドルが売られる傾向になっています。


米ドル/円の為替レートは、1985年の「プラザ合意」が節目になっています。プラザ合意とは、85年に主要五カ国の蔵相・中央銀行総裁がニューヨークのプラザホテルで「協調介入によるドル高の是非」を決めた事です。


これにより、81年から85年まで続いたドル高基調がドル安基調に転換しました。


米国発の金融危機が円高ドル安を誘発

07年6月以降、サブプライムローン問題が表面化し、続いて08年夏にリーマン・ブラザーズの経営破綻が明らかになると、円高ドル安傾向が一気に加速。一時は13年ぶりに1ドル87円台を記録するなど、世界中が金融不安に陥りました。


このように、米ドル/円の為替レートを動かす要因はその時々で変わりますが、一般的には日本よりも米国で起きた経済的な要因に強く影響されます。


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Posted by kinkinきんきん at 09:45│Comments(0)
 
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