商品市況に支えられた資源国通貨(カナダドル)
商品市況に支えられた資源国通貨(カナダドル)
カナダドル安定成長の人気通貨
カナダドルは米国経済の影響を最も大きく受ける通貨です。また、カナダドルは「
キャンドル」のニックネームをもっています。
カナダは長期にわたって経常・貿易黒字を維持し、堅調な成長を続けてきました。またウランや金、ニッケルに加えてオイルサンドなどの天然資源が多いため、カナダドルは資源国通貨として知られています。
カナダドルは商品市況の高騰にも支えられ、04年以降、上昇傾向をたどりました。特に05年から07年にかけての急上昇では、ヘッジファンドなどが投資をおこなったことで商品市況が高騰し、07年には一時125円台を記録しています。
その後米国のサブプライムローン問題が引き金となって金融危機にみまわれると、ヘッジファンドが撤退し商品市況が下落したため軟調な展開となっています。
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