注目度急上昇!新しい通貨(ユーロ)

kinkinきんきん

2011年09月08日 09:46

   注目度急上昇!新しい通貨(ユーロ)


ユーロは新しい通貨で1999年から欧州での、ユーロの取引が始まりました。01年末までは、ユーロは銀行決済など帳簿上の通貨として、主に金融機関と大企業が使用していました。現金の流通が始まったのは02年からです。



米ドルに次ぐ第2の基軸通貨


ユーロ圏の人口は約4億9000万人、GDPは約16兆9000億ドルとアメリカに並んで巨大な経済圏となっています。こうした点から、ユーロをドルに次ぐ第2の基軸通貨と位置づける見方が増えています。ただ、ユーロは現状ではユーロ圏16カ国に足場を置く共通通貨で、米国という国家の裏付けを持つドルとは違って政治的なリスクがあるという見方もあります。



米国の赤字や中東情勢がプラス材料に



ユーロは01年1月から08年7月まで長期的なユーロ髙の傾向になっています。要因としては米国における財政と貿易の「双子の赤字問題や」不安定な中東情勢が挙げられます。


加えて各国が外貨準備通貨の中身や原油代金支払いの手段をドルからユーロに移す動きがユーロの支援材料になりました。

しかし、07年に起きた米国発の金融危機は欧州へも波及し、ユーロ圏も大幅な経済悪化を余儀なくされました。それに伴って08年8月~08年12月は、ユーロ/円が急落する展開を見せています。


インターバンク市場でもっとも取引量の多い通貨ペアはユーロ/ドルで、常に数億ユーロ規模の売買が行われています。

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